二日目(2)

 席に座って待っていると何の構内放送も車内放送もなく無音で扉が閉まり時間になると突然走り出します。地下鉄といい地上線といい日本とは大違いで驚かされますねwとはいえ何事も新鮮です、楽しくて仕方ありません。
 窓の外をボー(´ω`)ーっと眺めていると不思議な事に駅を出て少ししたところで一度停車下のです、ほどなくして再び走り出しましたが「何でかな?対向車線も来なかったのに何で止まったんだろう?」などと考えながらボー(´ω`)ーっと窓の外を眺めていたら検札のおばさんがいらっしゃいました。
 イタリアの鉄道(と言うか駅)には改札というモノがありません、自分でチケットを買って列車に乗る前に刻印機で日付と時間を刻印した上で列車に乗るシステムなのです。ですから車中で検札の人が来てそれをチェックする、というシステムなのです。乗る前の話に書いておくのを忘れてました(ノノ)
 そんな訳でしっかりと刻印した切符を見せ無事にこのイベントも消化しました。窓の外を見ていると日本とさほど変わらない風景のはずなのに全くの別物に見えます、事実別のモノなんですから同じに見えていたら私の目と感受性はかなりの危険レベルだと思うのですが…。とはいえ普通の田舎風景、ココでの日本でもさほど変わりがないと思うのに全く別物と認識されるのはソコにすらお国柄というモノが反映されているからなんでしょうかねw日本でなら飽きてしまいそうなそんな田舎風景もココでは新鮮でとても楽しいモノです(^^ 楽しい時間というのは総じて他の時間感覚より早く過ぎてしまいます、今回も例外なくそう思える感じでとても一時間たったという気はしませんでした。
 駅に着いてみると確かに郊外の小都市と言ったた佇まい、目指すは目の前に広がる小高い丘の上の旧市街地です!町並みに逐一見上げてしまいながら早からず遅からずな歩みで旧市街地を目指します。
 丘の上の旧市街地、そこに行くには麓からケーブルカーで上る必要があります。拙い英語で何とかチケットをゲットしてケーブルカーで昇ります、みるみる目線は高くなりドンドン視界が開けていきます。